3つ目のシフト。
夢中になれることは
『好きになれることが潜む場所』からしか見つからない。
当たり前だ。
夢中の条件は
好き+α
なのだから。
『好き』は絶対条件なのだ。
にもかかわらず、僕はそれ以外の場所を延々と探していた。
好きでもないことを無理矢理好きだと自身に思い込ませた。
その方が安定しているから。
みんなそうしているから。
親が喜ぶから。
自分が安心するから。
"カギをなくした男の話"
ある夜、街頭の下でひとりの酔っぱらいが、何かを探しています。
そこに警官がやってきて質問します。
『どうしたのですか?』
『家のカギをなくしちまって…』
『そりゃいけない、一緒に探しましょう』
ところが、ふたりでいくら一生懸命に探しても、一向にカギは見つかりません。
不思議に思った警官は、その男に聞きます。
『本当にここでなくしたのですか?』
『ここじゃないよ。もっと奥の暗がりでなくしたんだけど、あそこは暗すぎて探すのが大変なんだ。だから明るくて探しやすい、この街頭の下を探しているのさ。』
僕がしていたことは、このカギをなくした男のしていることと同じだった。
そもそもない場所を探したところで、見つかる訳がない。
でも好きを仕事にするのを目指す怖さや、自身にたいする自信のなさから、カギのある場所から目を背けていた。
見て見ぬフリをしていた。
それに気付いた。
これが3つ目のシフト。
見て見ぬフリをしていたものを視ること。
それはとても勇気の要ること。
だから『好きになれることが潜む場所』に気付くということ。
そしてその中からしか、自分が本当にやりたいことは見つからない。
その中から、好き+αを持てるものをすくいあげれば良い。
それが本当にやりたいことを見つける方法。
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