2011年12月13日火曜日

学生生活 "残り時間"と"読書"

まだ学生。
来年の4月からは社会人。

社会人まで、
あと3ヶ月と18日。

日数にして、
あと109日。

最近終わりが刻々と近づいてきているのを感じている。

残された学生生活で何をすべきなのか?

友達に会ってまわる。
もちろん。
旅行に行く
それもある。

それらと同じ位やっておきたいこと。
本を読むこと。

学生の時は、時間を使ってでもお金が欲しい。
逆に社会人になれば、お金を使ってでも時間が欲しくなる。
まだ社会人ではない。けれど、そうなるだろうという確信に近い予感がある。

だから本を読んでおきたい。
社会に出る前にできるだけたくさん。

じゃあ、どんな本を読むべきか。
文庫本(または古典とも)。
これしかない。
特に専門書。これを読み込むのは学生しかできない。
時間のない社会人には絶対に無理だろう。

新書も悪くはないんだけれど、大抵くだらない内容のものが多い。
僕の場合、自己啓発本が多いから、なおさらだ。(もちろん良い本もあるが。)
ある本にこんなことが書いてある。(以下一部抜粋)

" われわれは、花を見て、枝葉を見ない。かりに枝葉は見ても、幹には目を向けない。まして根のことは考えようともしない。とかく花という結果のみに目をうばわれて、根幹に思い及ばない。
  聞くところによると、植物は地上に見えている部分と地下にかくれた根とは形もほぼ同形でシンメトリーをなしているという。花が咲くのも地下の大きな組織があるからこそだ。
  知識も人間という木の咲かせた花である。美しいからといって花だけを切ってきて、花瓶にさしおいても、すぐ散ってしまう。花が自分のものになったのではないことはこれひとつ見てもわかる。"
 -『思考の整理学』外山滋比古 (ちくま文庫)

このことはまさに自己啓発本にあてはまる。

花=成功、結果、方法、"成功するための"知識。
枝葉=成功者の苦労、努力、知恵。
幹=著者(成功者)の人となり、人柄。
根=著者(成功者)を含め我々の人となりを形成するのに影響を与える文化・文明を創造してきた先人たちの功績。

成功したいと願って読んでも自分のものにはならないのだ。
根がなければ。
ならどうやって根をのばす?
先人に学ぶしかない。
古典は先人たちの残した名著の数々なのだ。
創造に貢献してきた輝きをもつからこそ、現代でもなお文庫本として何度も復活している。言い換えれば、"必要なものだから"、淘汰されず、風化せず、現代でも残っている。
ありがたくも、創造を支えた功績を垣間見せてくれる。
その功績に歩み寄り触れることで、我々自身の思考や価値観に幅と奥行きを与えてくれる。
そしてそれが"各人の"根の大きさ、ひいては幹の太さになる。
"花"を咲かせる"根幹"になるのだ。

…なんかえらそうだな。ま、いいか。

だから読書をしておきたい。
学生でいられる今。


Toru

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